激闘シリーズ GI全日本選抜
レース直後の選手の表情など舞台裏の様子を交えながら、決勝までの栄光に 隠された勝負のドラマを、さらに深く振り返ります。
第24回全日本選抜競輪・激闘の4日間(2008)
GP08の出場権を懸けた最後のGI、ボーダーライン上の闘いはいやがうえにも激しさを増した。 初日、暫定9位の紫原政文が一次予選で敗退すると、GP賞金バトルは一気に混戦模様へ突入。期待された男たちも次々に戦線を離脱する中、佐藤友和が優出、紫原政文を射程にとらえ最後の決戦に臨んだが…。三宅伸、石丸寛之の岡山勢ワンツーで幕を閉じた第二十四回全日本選抜競輪・激闘の4日間、明暗を分けた男たちの闘いに密着した。
第36回全日本選抜競輪・激闘の4日間(2021)
55年の時を経てGI開催を迎えた川崎競輪場だったが、第36回読売新聞社杯全日本選抜競輪はコロナ禍の影響で無観客開催となった。 そんな中、地元南関東勢が大会を盛り上げた。静岡に移籍した深谷知広と郡司浩平、和田健太郎が優出を果たすと、新たな絆で結束した地元南関勢が川崎アーバンバンクを逃げた。平原康多の猛攻をしのいだ郡司が和田とワンツー、競輪祭に続きGI連覇を達成した。そんな『激闘の4日間』の舞台裏を記録した。
第35回全日本選抜競輪・激闘の4日間(2020)
地元中部勢が敗退する中、S級S班から6名が優出を果たすと、豊橋決戦の主導権を中国勢が握った! 今大会、清水裕友が絶好調宣言をすると松浦悠士が自分もそうだと続けた。そんな二人が今年最初のGI・豊橋決戦の火蓋を切ると、先行する松浦の番手から仕掛けた清水が平原康多の猛追を振り切り、GI初制覇を達成した。そんな男たちの激闘の4日間に密着した。
第34回全日本選抜競輪・激闘の4日間(2019)
今年最初のGI第34回読売新聞社杯全日本選抜競輪。近畿勢、浅井康太、平原康多、清水裕友が姿を消した別府オニアツ決戦。地元九州、単騎の中川誠一郎が鬼の走りを見せた。 吉澤純平が打鐘から仕掛けると、4番手外並走の中川が吉澤を叩いて一気に逃げた。まさに鬼、鬼格外(きかくがい)の走りで2度目のGI制覇を成し遂げた中川誠一郎。オニアツな男たちの激闘の4日間に完全密着した。
第33回全日本選抜競輪・激闘の4日間(2018)
第33回共同通信社杯。地元武雄でビッグ初制覇を狙った山田英明、自動編成の一次予選では弟の庸平と同じ番組となった。兄弟初連係かと思われたが弟は単騎別線を選択した…。 今年一番緊張したと言う山田英明、弟に走りで自分の思いを伝えると園田匠とワンツー、好スタートを切った。ところが、山田は準決勝で村上義弘の気迫に圧倒され優出を決めることが出来なかった。決勝は苦節20年、新潟の諸橋愛がビッグ初タイトルを掴み取った。
第32回全日本選抜競輪・激闘の4日間(2017)
今年最初のGI第32回読売新聞社杯全日本選抜競輪。地元取手でのGI初開催に燃える茨城の武田豊樹が平原康多、諸橋愛、神山拓弥と優出、関東勢がタイトル制覇に挑んだ。 準決勝で王者村上義弘、前年度覇者渡邉一成、更には深谷知広、竹内雄作、吉田敏洋の中部勢が姿を消す中、地元茨城から武田豊樹がただひとり優出を果たし関東4車でGI制覇に挑んだ…。高いレベルで安定した強さを誇る平原康多の優勝で幕を閉じた激闘の4日間に密着した。
第31回全日本選抜競輪・激闘の4日間(2016)
今年最初のGI・第31回読売新聞社杯全日本選抜競輪。初日、平原康多の失格で波乱の幕開けとなった久留米決戦は、4人の北日本勢と3人の近畿勢が真っ向から激突した。 決勝に勝ち上がった2人のS級S班、新田祐大と稲垣裕之がそれぞれの思いと誇りを胸に激しく競り合うと、最終1センターで落車のアクシデントが近畿勢を襲った……。渡邉一成のGI初優勝と福島勢の表彰台独占で幕を閉じた激闘4日間、その舞台裏に密着した。
第30回全日本選抜競輪・激闘の4日間(2015)
2015年最初のGI・第30回読売新聞社杯全日本選抜競輪。大ギヤ規制でレースの流れ、人の動きに変化が生まれると勝敗の行方は混沌とした。そんな中、あの男が来た! あの男、山崎芳仁。大ギヤ時代を切り開いた輪界の革命児が、その規制後初のGIを制すると言う皮肉な結末を用意していた。最終ホーム八番手から関東勢を捲った全盛時を彷彿させる走りに「懐かしい感覚」と怪物は語った。そんな男達の激闘の4日間に密着した。
第29回全日本選抜競輪・激闘の4日間(2014)
真冬の決戦。第29回読売新聞社杯全日本選抜競輪。最強師弟コンビが準決勝で姿を消すと、流れは連覇を狙う平原康多へ…。 2014年最初のGIは優出した三人のS級S班平原康多、新田祐大、浅井康太にとって負けられない闘いとなった。そんな中、先行勝負に出た脇本雄太、松岡健介、村上博幸の近畿勢が波乱の展開を乗り切ると、村上が2度目のGI制覇を成し遂げた。そんな激闘の4日間の舞台裏に密着した。
第28回全日本選抜競輪・激闘の4日間(2013)
二月、冬の決戦となった第28回全日本選抜競輪。好調を維持する武田豊樹、平原康多の関東勢に深谷知広、鈴木謙太郎、藤木裕ら若手が闘いを挑んだ。決勝は4.08の大ギヤをものにし完全優勝を狙う深谷の番手を関東別線神山雄一郎が選択すると、武田、平原が逃げる鈴木を捉えてレースを支配した。一方、藤木の落車を避けて平原を追った深谷だが僅かに届かず平原康多が3年ぶり4度目のGI制覇を達成。そんな男達の激闘の4日間に密着した。